意識改革

分院開設の際、自分一人で全部やってしまう今までの方法では上手く対処できなくなり手詰まりになった。

そこで初めて時間管理というのを意識したのだが、分院という決断をしていなければ今の私はいなかったかもしれない。相も変わらず日々診療と病院運営の雑務に追われていたかもしれない。

今思うとゾッとする。


ところで、分院開設に際し「このままでは回らない」と思い、ふと頭に浮かんだことがあるのだ。

「開業医が分院と出すという事例はあまりないのだが、歯科医院や他職種の企業は分院や事業所を複数持っているというのは珍しい事ではないのではないか?」と。「他業界で出来ているのならば、開業医の分院も決して出来ないことではないだろう。

しかし、それが出来ていないとなると私に何か欠けている点があるのではないか?」と考え付いた。

そしてその欠点が何なのかを模索していった。

そして探求と改善を重ねた結果今に至っているわけであるが、仕事が回らなくなった原因はほかでもない自分だった。当時も自分なりに考えて行動していたのだが、やはり時間の使い方を良く分かっていなかったのだ。

自分のせいで招いてしまったことなら、自分で責任を取るべきだと覚悟した。何が足らないかを明確化しなければ、縦しんば素晴らしい仕組みを取り入れたところでなんの解決にもならないと思ったのだ。

開業医として、ドクターはその組織のヒエラルキーの頂点あるいはそれに準ずる位置に立っている。

この肩書があるだけで、周囲から持ち上げられることもしばしば。自分ではそんなつもりは毛頭なかったのだが、それでも知らず知らずのうちに周囲の意見を取り入れにくい状況になっていたのかもしれない。

そう思い、セミナーなどに積極的に参加するようになり、学び続けるというあり方を見出した。

初めて参加したセミナーを今振り返ってみると、当時の私はひどいものだった。

変なプライドがあったのか、学ばせていただいているにも関わらず素直さ・謙虚さに欠いていた。

人の意見をシェアされたときにも「いや、もっとこの方がいいだろう」「自分の方がもっといい成果を出しているから」なんて、言い訳ばかりしていたように思う。今思うと恥ずかしい限りだ・・・。